国際防災枠組

仙台防災枠組2015-2030(Sendai Framework for Disaster Risk Reduction: SFDRR)

仙台防災枠組で策定された7つのグローバル・ターゲットの内容は以下の通りです。

仙台防災枠組に示された7つのグローバル・ターゲット

 

1995年から続く防災枠組では初めて、「削減する」と明記した目標となっており、大変野心的な目標と言えます。なぜなら、人口増加や気候変動、急激な都市化の影響で災害リスクは放っておけば右肩上がりという状況の中、死者数等の削減、つまりは大幅な災害リスクの削減を掲げているからです。

<仙台防災枠組の策定経緯については 国連防災世界会議の成果 を参照>

 

7つのグローバル・ターゲットが策定されましたが、目標の進捗状況のモニタリングのためには用語の定義や算出方法など具体的な内容を示した指標(インディケーター)が必要です。仙台防災枠組では、この指標の開発についても今後の宿題として検討を進めるよう明記されました。枠組に従い、2015年6月の国連総会の場にて、国連加盟国の専門家により構成されるオープンエンドの政府間専門家作業部会が設立され、2016年11月に開催された第三回公式会合にて、7つのグローバル・ターゲットに対応する指標案が参加各国により合意されました。今後、国連総会に提出され2017年3月までに正式な指標として採択されます。

<当センターによる成果文書(暫定版)の仮訳>

 持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals: SDGs)

2015年9月25日~27日に開催された持続可能な開発サミットにおいて、持続可能な開発のための2030アジェンダが策定され、その中で持続可能な開発目標(SDGs)として、17の目標(Goals)と169項目のターゲット(Target)が策定されました。

SDGsの17の目標は、貧困撲滅から、教育や保健、雇用機会、気候変動、生物多様性、インフラ、エネルギーなど幅広い世界の開発課題を包含し、国連で策定される最重要な目標です。

 

このSDGsにも、防災に関連する目標が策定され、目標11では、仙台防災枠組とリンクしたターゲットが以下の通り策定されました。

 

   目標11       包括的で安全かつ強靭(レジリエント)で持続可能な都市及び人間

             居住を実現する

   ターゲット 11.5   2030年までに、貧困層及び脆弱な立場にある人々の保護に焦点を

             あてながら、水関連災害などの災害による死者や被災者数を大幅に

             削減し、世界の国内総生産比で直接的経済損失を大幅に減らす。

   ターゲット 11.b   2020年までに、包含、資源効率、気候変動の緩和と適応、災害に

             対する強靱さ(レジリエンス)を目指す総合的政策及び計画を導入

             ・実施した都市及び人間居住地の件数を大幅に増加させ、仙台防災

             枠組2015-2030に沿って、あらゆるレベルでの総合的な災害リスク

             管理の策定と実施を行う。

 

外務省作成持続可能な開発のための2030アジェンダ(仮訳)より引用